会社では多くのプロジェクトがあり、その成功のキーとなる、プロジェクトリーダーには様々なスキルが必要です。
一方、働き方や社会の変化で、プロジェクトリーダーに必要なスキルも時代と共に変化する必要があります。以前は成功したやり方でも、現在のブロジェクトでは上手くいかないことも多々あります。
現在におけるプロジェクトリーダーに必要なスキルを考えてみましょう。
リーダ像の変化(数十年前との変化)
みなさんにとって、理想のリーダーとはどのような人を想像しますか?
なんでも知っているようなチーム全員を協力にリードしていくれる人でしょうか?それとも優しくて、温厚で、情に熱いリーダーでしょうか?
従来は圧倒的強力なリーダシップと情熱が求められた
数十年前までのリーダーはどちらかといえば、今で言えば強引とも思われるほど協力な決断力とチームをリードし、チームや仕事に情熱を持って接することが良きリーダーの資質とされていました。もちろんプロジェクトを成功するための幅広い知識と経験は備えている必要があります。
また誰でもそのリーダーについて行きたいと思える、そんな人が良きリーダーとされてきました。
強引に仕事をリードされたくない、情に流されない人が増えた
一方、働き方や仕事に対する考えるは近年、大きく変わりました。仕事に対するモチベーションは他人からではなく、自己実現の一つと考える人が多くなりました。そのため、他人からの情に流されて行動する人も減っています。
また逆に、そもそも仕事は労働力の提供に対し、お金をもらう対価としての価値しか求めていない人も多くいます。このように仕事に対する考え方も多様になっています。
また仕事は自分の納得感を重視し、強引に物事を決めてしまうような人を悪く思う人も増えました。あまり強引な態度のリーダーはチームから、孤立してしまったり、結果として協力者を減らしてしまいます。
以前成功したプロジェクトリードのやり方がそのまま通用しない
このように、以前プロジェクトで成功していた人でも、久しぶりプロジェクトリードをする立場になったり、またそのプロジェクトにアドバイスを与える場合になった時、過去の経験だけでなく、現在の状況にあった行動を取る必要があります。
これからのリーダーに必要な要素
個人にやりがいと責任感は与える
やりがいのない仕事は誰でも手を抜きます。また適切に責任感を与えることで、緊張感をもって、良い仕事ができるでしょう。程よい責任感は仕事をパフォーマンスも向上させます。
情に訴えるのでなく、具体的なメリットを示す
相手の感情を揺さぶるのでなく、各仕事に意味を与えましょう。そしてそれが個人の成長や、社会に役に立つことを示し、イメージさせてあげることが大切です。
リーダーはコーディネーター
リーダーチーム全体のコーディネーターです。プロジェクト全体を俯瞰し全体がうまく回ることを考えます。それはリーダーにとって最も大切な役割の一つです。
分からないことは周りに頼る
リーダーだからと言ってすべてを知っている必要はありません。わからないところは率直に周りに聞いて頼りましょう。周りには物知りのリーダーだからついてくるのではありません。信頼できる人について行きたいものです。
全体最適を考える
担当者の意見は間違いではないですが、部分最適で考えた意見が多くなりがちです。あなたは担当者の意見が全体にとって最適化見極めるが必要があります。すべてを受け入れようとせず、問題があるときは否定することも大切です。
人の行動に称え主体性を与える
結果ばかり求めるでなく、なにか一歩踏み出した仲間や良い提案をしてくれた行動に対して恥ずかしがらずに感謝の言葉を述べましょう。社会人は案外褒められることが少ないため、逆にうれしいものです。その喜びがまた次の良い行動のきっかけになります。
でもやっぱり最後の責任は自分でとる気持ちで
担当者には責任を与えますが、でも何か合った場合、最後は自分がなんとかするといった心構えが大切です。すべて回りに投げてしまい、自分が逃げてばかりでは誰も信頼してついてきてくれません。
最後に(プロジェクトリーダーはやり甲斐がある)
時代が変わってリーダーに必要な資質は変わりますが、それでもリーダーは組織やプロジェクトに必要な役割です。その役割を全うできた時には、大きな喜びを得ることができるでしょう。また上記のことを実践できればチームの仲間にも感謝されると思います。
みなさんのちょっとした心がけと実践で、時代にあった良きリーダーになっていただけたらと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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