エンジニアには必要な資質があります。これからエンジニアを目指したい方に参考にしてもらいたい記事です。
また残念ですが、日本のエンジニアの評価はとても低いことが問題です。
目次
エンジニア(エンジニアリング)とは
科学や技術を利用し、人間の生活を向上させたり、役に立つことを実現する人(こと)です。私たちの生活はまさにエンジニアのお陰で日々、便利になっています。
エンジニアの種類も様々
一言にエンジニアと言っても、実際にはさまざな仕事があります。
設計、プログラマー、プラントエンジニア、サービスエンジニア等、専門知識は各分野で異なりますが、どの仕事でもエンジニアにとって「共通の必要な資質」があります。
エンジニアに必要な資質
物事を体形的考える力
エンジニアは物事を体系的に考える能力が必要です。たとえば車がなぜ動くのか考えることはできますか?そして動かすために必要なものは何でしょうか?
このようなことを考えるのが好きな人はエンジニアに向いています。
抽象的な事象を仮説と検証ができる。
世の中の要求や課題は抽象的なものが多いです。それを現実的な課題に落とし、考える能力が必要です。例えば、おいしい物が手軽に食べたいというニーズがあります。その時にどうしたら良いと思いますか?
物を作ることだけが、エンジニアではありません。新しいサービスの仕組みを作ることもエンジニアリングなのです。
論理的な思考能力
エンジニアにはデータを用いて、論理的な思考が必要です。感情で物事を判断してはいけません。常にデータを用いて、仮説と検証を行う必要があります。
またエンジニアでない方に理解してもらうため、正しく説明できる能力も必要がです。
日々学べる力
エンジニアだけではありませんが、特に技術は日進月歩のため、常に勉強し、新しい知識を取り入れる必要があります。また世の中の変化に敏感にならなくては、自分のエンジニアリングが時代に取り残されてしまう可能性があります。
日本のエンジニアの評価は低い
海外ではエンジニアの評価は高い
残念ながら日本ではエンジニア(技術者)の評価は低いです。日本ではエンジニアは大学を卒業してすぐの若手で、給料が安いことが一般的です。
そして給料が高くなるのは、その後に出世して、エンジニアから管理職になり、部下を持った後です。
一方、海外ではエンジニアは管理職に並んで評価が高くなります。特にアメリカでプログラマーであれば、物価は異なりますが、年収は一千万円を超えるのは当たり前です。
アメリカでは新卒レベルで年収800万程度
実際、海外の年収比較サイトで確認してみみます。
例えば、この中でシステムエンジニア(Grade 1)を調べてみると、平均年収は$72,000/yrとなっています。これは日本円にすると、800万円程度です。ちなみにこのエンジニアのGrade1とは日本で言えば、大学や大学院の新入社員程度の実力です。
また社員数が少ない企業(1〜50人)でさらに絞って確認しても、$65,000/yrとそれでも年収700万円を超えていました。日本との違いは歴然です。そして年収も上がり、ベテランのエンジニアになると、年収は1200万円程度となります。日本の場合は、エンジニアのままだと、年収が頭打ちになる場合がほとんどでしょう。
日本の経営者はエンジニアを軽視
日本では経営者は経済学部を卒業した文系出身者が多いです。そのためエンジニアを軽視しています。最近の新しい会社では、エンジニア出身の社長も多いですが、昔からある会社に就職する場合は、そのような環境を覚悟しなくてはなりません。
世界を変えるのはエンジニア
エンジニアは世界を変えることが可能です。技術やテクノロジーは、私たちの生活を大きく変える力を持っています。
例として、携帯電話の登場で私たちの日常生活は大きく変わりました。まだ携帯が登場して数十年ですが、その影響ははかりしれません。
これからも社会は大きく変化していきますが、そのためにはエンジニアの力は必要不可欠です。
最後に
もうすでにエンジニアの方も、これからエンジニアを目指す方も、自分の能力を生かし、エンジニアとしての喜びを得られることを期待しています。
世の中を変えられる力を持ったエンジニアは、とても素晴らしい仕事だと思います。もっと誇りと自信を持ってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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