マイノリティーインフルエンスで意思を貫く。成功者は自分の意思を貫く少数派。マイノリティーインフルエンスとは

 

会議で多数決が正しいとされるのは日本特有の現象です。あなたが考えた意見がもし少数派だった場合どうしますか?すぐその意見を諦めていませんか?

会社や組織では絶対に正しいと思ったことや、たとえその意見が真実だとしても、まわりの同意や協力がなければ、その思いを実行できません。そんな少数派が周りを説得するための方法、「マイノリティーインフルエンス」を紹介します。

マイノリティーインフルエンスとは

チームの中で少数派(劣勢)の意見を持った人が、チーム全体の意見を自分の意見側に変える戦略です。また意思を持って周りを動かすための方法論になります。

ここがポイント
今回説明する「マイノリティーインフルエンス」は決して、小手先のテクニックではありません。これから説明するやり方で、自分が周りを変えられる大きな力を手に入れられます。自分の行動が人を気持ち行動を変化させられるのです。

2つの戦略

マイノリティーインフルエンスには大きく2つのやり方あります。あなたの状況にあわせて、良いやり方を選択して下さい。また両方を組み合わせると、さらによいでしょう。

実績をベースにした説得

ビジネスで自分の意見を主張したが、少数意見だった時、特に自分の立場が低い場合は、主張を通すことが難しくなります。大きな変化を伴う、意見は拒否反応も大きいでしょう。その場合、本当に主張したい内容はまずはさておき、自分の実績を作ることを優先します。まずは、小さい実績から始めると良いでしょう。

  • 言われたことは、必ず期限通りにやる。
  • 小さな改善案を上げて、実際に結果を出してみる。
  • 人の役に立つ意見をいつも言える。

まずは小さなことから始めます。徐々に「この人が言っていることはいつも正しい」と思われることが重要です。そうするうちに最初はいつも反対ばかりする人がいつの間にか賛成してくれます。そして信頼ができた後、本当に自分の言いたい大きな主帳を投げかけるのです。当初よりもずっと意見が通る可能性が高まります。

実績はないが、一貫した行動をとる

人な未知のものを恐れます。また失敗することが怖いので、過去の実績を大切にする生き物です。つまり、実績のない人の新しい提案は、受け入れ難い主帳となります。

実績がない人ができる行動は、その主帳を「ブレなく言い続けること」です。単純なことですが、一度反対されると諦めてしまう人が多く、主張を曲げない人は、非常に少ないです。自分の主張を曲げないで繰り返すことで、他の人とは違うことを理解しもらい、周りからの目も徐々に変化します。

ただし、主張を曲げないためには、その自分の主張を考え抜き、ブレのない意見を自分の中で持つ必要があります。少し言われたぐらいで揺さぶられるような主張ではいけません。しっかり考え抜いた主張をブレずに言い続けることが大切です。また単なる相手の意見の反対だけ訴えていてもだめです。

実績を作りながら、ブレない主張を行う

上記の2点を組み合わせましょう。実績を作るのは、出世すると部下に対しては意見が通りやすくなるのと似ていますが、ここでは立場ではなく、信頼感を構築することが大切です。また立場が上がると意見は通りやすくなりますが、周りが従うのは、単に上司の命令だからといった理由で判断する人も多く、それは見せかけの合意の場合が多いので、注意する必要があります。

マイノリティーインフルエンスは成功への道

ビジネスの成功者は最初は少数派

マイノリティーインフルエンスの考え方は、多くのビジネスの成功者が経験しています。多くの成功者はビジネスを始める時、企画する時、お金を借りる時などいろんな場面で、少数派側に立たされます。また当初は少数意見の自分の主張から徐々に周りを巻き込み、動かすことが必要なのです。

例えば会社を作ろうと思った時、多くの人は「無理だからやめた方がいい」と意見します。また新しい企画を考えたときも、周りの多数者は問題を指摘し、失敗すると言うでしょう。その時にこのマイノリティーインフルエンスの考え方が有効なのです。

最後に

あなたが少数意見に立たされたとき、このマイノリティーインフルエンスの考え方を活用してみてください。きっと周りを動かし、自分の主張を通すことができるでしょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

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