ランニングは健康に良いと良く聞きます。それは本当でしょうか?
検証のため、雑誌でも紹介されている、ランニングの頻度(負荷)と寿命の関係を調査した、論文を確認しました。
ランニングの寿命への影響を考えてみたいと思います。ランニングには驚くべき効果があります。
またランニングのやり過ぎを心配する人も多くいます。本当なのでしょうか?
ランニングのやり過ぎによる影響についても紹介します。
論文を調査
引用(調査した論文)
Running as a Key Lifestyle Medicine for Longevity
Duck-chul Leea,⁎, Angelique G. Brellenthina, Paul D. Thompsonb, Xuemei Suic, I-Min Leed, Carl J. Laviee
2017年の発行の論文です。
調査結果
上記の論文を確認した結果、私の特に気になった点は以下の通りです。
- ランナーは「早死リスクが25%-40%減少」
- ランナーは平均3.2年寿命が伸びる(1週間あたり150-299分の歩行の場合
- 5分のランニングで25分の歩行、25分のランニングで105分の歩行の効果がある。→効率的
- 1時間走ると7時間寿命がのびる(走る時間と寿命の変化から計算)
- 週80分以上のランニングで循環器疾患、心電異常の死亡率がそれ以下のランニングをしているグループより高まる。ランニングがしないグループの全死亡率よりは低い
- 過度にやりすぎても、やらない人より早死にすることはない。
- ランニングはゆっくり走っても運動強度が高いとされるため、運動時間が稼げて効率が良い
このようにランニングは確かに寿命を伸ばす効果あるそうです。3.2年は非常に長いですよね。
ランニングで寿命を伸ばすためには、1週間でおおよを40分程度のランニング時間で大丈夫です。
またあまり過度なトレーニングは一部悪い影響もあります。やり過ぎは良くないのは間違いありませんでした。
おすすめのランニング量の上限
論文では過度にランニングすると、若干の死亡率が上昇する傾向があるため、以下の上限量が推奨されています。
- 1週間あたり4.5時間
- 1週間あたり30マイル
- 1週間あたり6回
- 1週間あたり50キロメートル
最適な上限量があるものの、全く運動をしない人と比べると、過度な運動でも寿命自体は伸びるそうです。つまりマイナスはありません。
また推奨の運動量の上限値を超える人は、相当ハードなトレーニングをする方のみです。
ほとんどの人は上限値を気にする必要はないでしょう。
市民ランナーの走行距離
市民ランナーの月の走行距離はかなりばらつきがあると思いますが、一般的には以下の範囲です。
目標の大会
ハーフマラソン 月間 50Khm – 100km程度
フルマラソン 月間 100km – 200km程度
ウルトラマラソン 月間 200km – 300km程度
一般ランナーでフルマラソンを目標にする人以外は、特に過度な練習量を気にする必要はありません。
最後に(ランニングを始めよう)
ランニングは長寿のために効果がある事が分かりました。皆さんも気軽に運動をしてみたい場合、ランニングを始めてみてはいかがでしょうか。
その効果は絶大です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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